渡辺大知が「まれ」を励ます台詞でほっこりした話

 

NHK連続テレビ小説「まれ」を見ることはほとんど無いボクが、8月22日放送NHK連続テレビ小説「まれ」で、ケーキ店の売り上げに悩む希(土屋太鳳)を二木高志(渡辺大知)が励ました台詞がじわりと心の中に染み込んだ。

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「誰かひとりに届けばいい」

ケーキ屋の経営が軌道に乗らず悩んでいる希。

「誰かひとりに届けばいい。」

そんな希を励ます高志の台詞が心に突き刺さった。

人生の道中で、大きな壁に行き詰まった時。幼なじみや同級生の言葉は本当に有り難いもの。

小さな頃から気心の知れた友人のたったひとつの言葉だけで、途方も無く感じられた分厚い壁すら紙切れ1枚の薄さになってしまう事だってあるのだから。

でも、そんなボクは「まれ」をほとんど見てません

ボクはそもそも連続テレビ小説など見ない。そんなボクが、この日に限ってまれを見ていた(厳密には聞いていた)のかと言うと、その日一緒に仕事をしていた竹馬の友のご贔屓が希の母親役を演じる常盤貴子さん。そんな彼は「まれ」を朝、昼、そして録画と一日三回も見ているのだそうだ。

12時45分になるとテレビのチャンネルが「王様のブランチ」から「まれ」に切り替わるのも必然。これから15分間のお楽しみタイムの始まりだ。逆に、ボクにとって「まれ」は週に1度、見るか見ないかのドラマ。話の流れも何にも分かっていない。「アオイホノオ」で炎尾燃役を演じた柳楽優弥さんを見て「おぉぉ~!出世したねぇ~!」っと思ったくらいしかドラマへの思い入れは無かった。

渡辺大知という名の役者さん

希のケーキ屋の経営が軌道に乗らない件について、ドラマを断片的にしか見ていなかったが何となく分かっていた。だからと言って、ドラマを毎日見ているわけでも無いのでどうでも良かった。だが、常盤貴子さんと知らない役者さんとのシーンが妙に気になった。

「この人・・・誰?」

友人に尋ねると、

「この歌、歌っている人」

このシーンで流れているBGMを歌っている人だという。話の流れが全く分からないまま、この件は取り合えずこれで納得。それから会話も弾まない。

そもそも彼は誰なのか?。希とどういう関係なのか?。希のお母さんと何であんなに仲良しなのか?そんな疑問は多々あれど、しつこく何で何でマンしてるとドラマの邪魔になるので口チャック。ボクは気を聞かせて仕事に戻った。シーンとした作業場にドラマの台詞だけが流れる。

一方ドラマでは、バンド活動で成功を収めた高志に対し、お店にお客さんが来ないとグチる希。そんな希に、

「ボクも最初はひとりだったよ」

と語り始める高志。ボクはテレビに背を向けて聞いていたが、高志の台詞に反応してテレビの方を見てしまった。その直後、

「誰かひとりに届けばいい」

という台詞。なんかねぇ~グッと来た。じんわりと心に染み込んで来る感じが心地よかった。高志役の渡辺大知さんも、現実世界では売れるかどうか分からないままがむしゃらに音楽活動を続けて来たのは紛れもない事実。最初から有名人なんて人はそうそう居ない。AKBだってジャニーズだって全ては無名時代から始まる。そして、最初のファンは自分も知らないたった一人の誰か。ボクはミュージシャンとしての渡辺さんも役者としての渡辺さんも全然知らないが、

「何だか深い台詞だなぁ~。」

そんな風に感じた。

そうだ、幼馴染に届けよう

このブログをスタートしてから一週間。ボクの記事を読んでくれる人は一日に一人居るかどうか。もしかしたらボクだけかも知れない。だからこそ、これからバンバン更新するぞぉ~!って無意識にモチベーションを高めていたからこそ、

「誰かひとりに届けばいい」

という台詞がダイレクトに心の中に入って来たのだと思う。10年前、当時ボクにとって2つ目のホームページを立ち上げて間もない頃。アクセスが全く伸びず、幼なじみにグチった事があった。その時、

「私は読んでる。」

そう言われて心の中の霧がス~っと晴れた気持ちになった時の記憶が鮮明に蘇った。たった一人から始まったブログ。そんなボクが運営している全てのブログコンテンツへのアクセス数は今、一日あたり数千人になった。

でも、初心忘れるべからず。もし今度、彼女に会ったらこのブログのアドレスを教えようと思う。そして最初の読者になってもらおう。幾ら何でもアクセスゼロの日々がこれ以上続くのは、精神衛生上非常に宜しくないわけで(笑)。

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